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散文小道  道草ノラ

くつをはいたねこ

私の住んでいるアパートがケーブルテレビ導入になって、七月の中旬からその工事をしていました。
我が家以外の住人様は既に終わっているのですが、私の休みと業者の予定がイマイチ合わず、今日となってしまいました。

うちは狭いところで猫を飼っているので、屋内に人を入れることはこちらが退けてしまうのです。
掃除しても掃除しても何しろ毛だらけ。
以前、相方が遊びにきたときも、眼が充血して涙が止まらず猫アレルギーであることが分かり早々に帰宅(笑)

屋内工事など、仕方ないときは『申し訳ありません』くらいの勢い。
帰りにはアルコール消毒液を使ってもらったり、コロコロを利用してもらたりと、やたら気を使わなきゃいけなくて疲れます。
大体は『大丈夫ですよ』と使用せずに退出されますけれど。

今日のお兄さんは、猫も犬も好きで子どものころは家で七匹もの猫を飼っていたらしいのですが
成長するにつけ、動物アレルギーが発覚。『好きなのに悲しいです』と。
家族で一人だけアレルギーになってしまったそうです。

遠巻きに様子を伺っていたウチの猫どもの紅一点のユナ姫が、お兄さんを気に入ったようで
側に来てはスリスリ離れません。『具合が悪くなったらどうしよう…』と私は気が気ではありません。
止めようとすると『大丈夫ですよ』と彼も手を出して構いながらの仕事。
『いつもなら、くしゃみがでたり充血したりと酷いんですが、今は大丈夫です』と。
(ダイジョブならいいんですけどね…)苦笑

さて、工事がやっとおわり説明を受けてお帰りになるときに
廊下と玄関に二匹が寛いでいました。
すると、お兄さんが感激して『写真、撮らせてもらっていいですか?』と座り込みました。
見るとユナ姫が、お兄さんの履いてきた靴に足を突っ込んでいました。

『ああ、すいません。このコ、そうゆうことしちゃうんです』
『こんなの見たことがありません!いや、かわいいなぁ』と。
『どうぞ』と言う前に撮ってましたがな(笑)

一緒になって撮りませんでしたが、どうゆうことかというとこうゆうことです。

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玄関に脱ぎっぱなしにしておくと、娘や私の靴にちんまりと収まっています。
ちなみにこれは私のスニーカーですが、最初のころに萌えて撮ったのですが今では珍しくもないのでいちいち撮りませんが(笑)


この暑い中、アレルギーにも屈せず頑張ってくれたので、ちょっとは土産になったでしょうか?
長靴まではいかないまでも『くつをはいた猫』はいます(笑)


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